2018年02月21日

『写真アルバム 高岡・氷見・射水の昭和』

  女子団体パシュートが無事に終わったので、安心して・・・

 

  本2018.2月21日の昼(へんま)、佐川急便がやって来て、
 『写真アルバム 高岡・氷見・射水の昭和』(いき出版)が
 3冊も家に届きました。
  刊行記念価格9,990円(本体9,250円+税)だそうです。

  私も原稿を4本ばかり書きましたので、ご一読くださいナ。
 同書 p.201
  「ふるさとのまつりと年中行事」
 同書 p.230
  「高岡御車山祭」
 同書 p.232
  「富山県西部の獅子舞」
 同書 p.264
  「戦後の子どもたち」
 です。
 ご意見、ご感想をお待ちしています。  で、・・・
 本が出来上がってみると、やはりチョイト、嬉しいものです。

  ばっかみたいですが、今日の新聞では、こんな運勢・・・。
     
                      『北陸中日新聞』2018.2.21付
   私、「うし年」です。 「老人に喜びあり」 ときたもんだ!

  昨夜(よんべ)も私、酒(今回は日本酒)が進んでしまいました。
 理由は、下掲の写真にてご推察あられよ。

  
  
  

   スーパー・サンコー昭和町店で買ってまいりました。
  能登のブリなのでしょうネェ~。たいへん美味でありました。

  酒も肴も旨過ぎたもので、「走る博物館」の企画なんぞをも、
 気持ち良~く、だわだわと 計20もの案を考え(ひねくり)出して、
  気付いてみれば何と、10年分も仕上げてしまったのでした。
     これは困った。
          長生きせねばならなくなってしまいましたナァ。

  どうやらまだ宿酔のようですので、今日はこれまで。
                我ながら、手抜きのブログでしたが、
                      次回こそはガンバリま~す。
                                頓首、頓首


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Posted by タルさん  at 22:50Comments(3)講師・講演・文筆

2018年02月11日

「走る博物館」の企画

 「走る博物館」
   -貸切バスで・・・「還暦すぎの修学旅行」-

 
                2014.9.29 米冶一「大伴家持と乙女」(高岡駅前)

  私、一年中、「不要、不急の外出を控え」つづけて早や5年。
 今冬も、のびのび~と冬眠を決め込んでいたのに、2月6日
 の博物館からのこんなメールで、ボケた脳が叩き起こされた。
 
 

  「(高岡市立)博物館に親しむ会」の研修部会の事業として、
 郷土史を訪ねて ① 「歩く博物館」
  を2013から毎年5~3回実施しており、去年からはさらに、
 郷土史を訪ねて ② 「走る博物館」
  という事業をも新たに加えてみた。・・・理由は
  単に、①のネタが尽き始めたのをうっすら感じたからである。
            自分も歩くのに、一寸疲れたのもあるが・・・。

  で、上記のメール。
  3月2日に研修部会の開催、と気軽に書かれて来ているが、
  研修部会長である私が一人で、その日までになんとしても
  次年度の企画をかなり具体的に立案せねばならないのだ。
  これは端た目には判らないだろうが、結構、大変な作業で、
  のんびり冬眠している場合ではなくなってしまったのである。

  そこでいくつか、やゝ多めの企画案を机上で模索してみた。
                           概ね、以下の通り。

 郷土史を訪ねて① 「歩く博物館」-1万歩ウォークで「ふるさと再発見」-
                            (参加費=500円)
  a.米冶一の彫刻を、歩いて鑑賞する
        往路=加越能バス(230円)~徒歩、復路=万葉線(200円)~徒歩
      
  b.湧水と上水道の歴史を巡る
        往路=貸切バス(1,000円+α)、復路=徒歩
      
  c.牧野の歴史を歩く
        往路=加越能バス(380円)~徒歩、復路=万葉線(350円)
      
  d.戸出の歴史を徒く
        往路=加越能バス(330円)~徒歩、復路=JR城端線(210円)
      
  e.新高岡駅から庄方用水を下(くだ)
        往路=加越能バス(160円)、復路=徒歩
      

 郷土史を訪ねて② 「走る博物館」-貸切バスで・・・「還暦すぎの修学旅行」-
                        (参加費(昼食代込)=4,500円~6,500円)
  a.野田山「前田家墓所(前田利長・満姫etc.)」に臨む
        石川県金沢市 (他に、天徳院・宝円寺も予定)
  b.木曽義仲の-呉西での-足跡を辿る
        富山県射水市~高岡市~南砺市(小矢部・福光)
  c.大聖寺・富山・高岡の、藩主墓に参る
        石川県加賀市~富山県富山市~高岡市
  d.大伴家持と前田利長を、道で感じる
        伏木~(山根道)~倶梨伽羅峠/倶梨伽羅峠~(往還道)~古城公園
  e.米冶一の彫刻を、バスで鑑賞する
        富山市~伏木小~二上山~戸出東部小~砺波市~小矢部市
  f.国泰寺の足跡を、①奥飛騨に視る
        岐阜県高山市上宝町(旧・上宝村)
  g.国泰寺の足跡を、②奥能登に探る
        石川県七尾市~珠洲市

  これらを3月2日の部会に諮って、どれにするかを決定する。
 「走る博物館」は年2回なので、これで3年分以上を仕上げた。
  先に勝手に使っちゃ、ダ~メよ。(誰に言うとるんかい?)

  もしも読者の中に、参加してみたい、とお思いの方があれば、
 是非、以下のビラなどをご参照の上、遠慮なくご一報頂き度く。      
   

          〇「高岡市立博物館に親しむ会」事務局
               〒933-0044
               富山県高岡市古城15
               高岡市立博物館
               TEL 0766-20-1572
               FAX 0766-20-1570
               E-mail infoe-tmm.info


  本当は、「歩く博物館」を更に発展させるため、都合のいい
 コミュニティーバスを大いに活用しようと考えていたのだが、
 破産寸前の高岡市にあっさり切り捨てられて、予定が狂った。
  おっと、酒の勢いはコワイので、ここら辺にて御免蒙りやす。
                                酔爺、頓首


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Posted by タルさん  at 00:15Comments(0)郷土史・観光

2018年02月01日

「小さい「を」」-『方言譚 ②』

  今年は1月17日から隔週で、「DVDコレクション 黒澤 明」を
  水曜日に文苑堂へ取りに行く、ということで予約しておいた。
  一回目は『用心棒』。突然の通夜の帰り道に受け取ってきた。
                        通夜は大抵、突然の通知。
  二回目は今日1月31日だが、ナント!早くも『七人の侍』、だ。
                        何てったって、宮口精二!
  この映画は50年以上も前、叔母に連れられて富山市まで
  観に行って来た。途中に休憩が入ったのが一寸珍しかった。
  で、文苑堂へ行ったあと、
  今夜は、実に実に久し振りに、呑み屋「K」に寄って帰った。

     
                               2018.1.31 オタヤ通りにて
            

            

  ところで、今回のテーマはこっちである。

 高岡人はなぜ、「を」を、「小さい「を」」 という言い方をするのか?
 
  昨年末の12月14日(木)、午後7時からこの「K(カッパ)」で、
 2歳年下の友人である「ガマちゃん」と、二人忘年をした。
         彼の本家筋の外孫は、いまテレビで大活躍の
         モーリー・ロバートソンである。面識はないが、
         40年前に、母親と弟は幾度か顔を見ている。


  その酒の席でガマちゃんは、感嘆すべき説を開陳してくれた。
 以下、当時の気分になって、話題の内容を再現してみると・・・

 ガマ;「タルさん。
      オレ、昔から不思議でならなんだことあったがやけど、
        遂に最近、判ったような気ィすっがやちゃ。」
 タル;「ほぉー。そりゃまた、どうしました。」
 ガマ;「高岡で、オレら昔から「を」の字ぃ、「お」の字と区別して、
     「小さい「を」」ゆうて言うやろぅ~?」
 タル;「おー。言う、言う。」
 ガマ;「なんで、「小さい「を」」言うがやと思~う?」
 タル;「そやちゃネェ~。
     小っちゃい「お」なら、「ぉ」やしのォ~お。何ながかナァ。」
 ガマ;「これはァ、オレの意見ながやけどネ、
     例えば、古代から「小野」ゆう氏族おったやろぅ?」
 タル;「お~お~、知っとっ知っとっ。
     私ゃァ昔ぁ~し、敦賀から湖西線の鈍行に乗り換えて、
     滋賀県の「小野」駅で降りて、小野神社ゆうとこ訪ねて
     お参りして来たことあっちゃァ。小野妹子やら小野東風、
     小野篁らっちゃが祀ってあったような記憶あるワイか。
     もうちょっこし歩いたら「和邇(わに)」っちゅう、これまた
     歴史的な名前の駅あって、感動したもんやちゃ。」
                   
                          2006.8.9 小野 篁(六道珍皇寺/京都)
 ガマ;「そっでぇ、この小野ちゅもんなァ、
     仮名で書いたら「ヲノ」ながやちゃ。」
 タル;「え~!そんなら・・・」
 ガマ;「そうそう。「小野のヲ」や、ちゅうゥこっちゃちゃ。」
 タル;「なんちゅしたァ~~!!
     小野の「小っちゃいちゅう字」の「ヲ」や、ちゅう訳やネ!」
 ガマ;「ま、そっで、「小さい「を」」や、ちゅことやと思うがや。」

    
  この夜の酒は、格別に美味かったナァ~。

  後日、フトこの話を想い出して、
 そう言えば、私が幼少だった頃にオヤジが電話で電報を
 うって(?)いて、「朝日のア」「桜のサ」なんぞと言っていたので、
 もしや、これも・・・と調べてみた。
  電文を口述する時には、間違いが起きないようにするため
 の「通話表」というのが定められている。これで見ると、
 「ヲ」は「尾張のヲ」、とされていて、これはチョット違うみたい。

              

  たったこれだけの話だが、
 先日テレビの「秘密のケンミンSHOW」という番組で、
  「てっしゅに もみじこ でかいと のこいて こんだら」
 という富山弁のケンミン語講座をやっていたので、つい。
 同番組の解説を、少し補足しておく。
  「てっしゅ」はdishで、皿。ルーツは英語だと聞いている。
  「もみじこ」は色の連想から、明太子のこと。昔は赤かった。
   ナマや煮たものを私らは「スケコ」(助宗鱈の子)と言った。
   因みに、真鱈の子は「マコ」(漢字では畏れ多いので)。
  「でかい」は法量だが、「でかいと」は数量。「と」は「こと」か?
  「だら」はきっと、「陀羅発意(ぼっち)」から来ているのだろう。
 だから、
  「テッシュに紅葉子でかいと残いて、こんダラ!」
                    という文脈(?)になるのだろう。
    
  今は本業のモノ書きが忙しいので、こんなところで。
                       おあとが宜しいようで。
                           おゆるっしゅ~。
                                酔爺頓首

  p.s.
   不図 憶い出したが、
   「てっしゅ」の語を常用していた私の祖母は、
   私の幼少期に
   みかん のことを「うんしょ」と言っていた。
   それは「温州(うんしゅう)みかん」に由来するとのこと。
   昔の高岡人、仲々洒落て居りましたんですナァ~。

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Posted by タルさん  at 00:00Comments(0)伝説・方言